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『疣』
ふりがな文庫
『
疣
(
いぼ
)
』
兄さんの松吉と、弟の杉作と、年も一つ違ひでしたが、たいへんよく似てゐました。おでこの頭が顔の割に大きく、笑ふと、ひたひに猿のやうにしわがよるところ、走るとき両方の手を開いてしまふところも同じでした。 「二人、ちつとも違はないね。」 とよく人 …
著者
新美南吉
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「牛をつないだ椿の木」大和書店、1943(昭和18)年9月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約21分(500文字/分)
朗読目安時間
約34分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
仰向
(
あふむ
)
盥
(
たらひ
)
鵝鳥
(
がてう
)
露路
(
ろぢ
)
金属
(
かね
)
西瓜
(
すゐくわ
)
藤棚
(
ふぢだな
)
葦
(
よし
)
胡瓜
(
きうり
)
肉桂
(
にくけい
)
祖父
(
ぢい
)
瓢箪
(
へうたん
)
刺
(
とげ
)
嫌
(
いや
)
咒文
(
じゆもん
)
徽章
(
きしやう
)
胆
(
きも
)
俺
(
おれ
)
駄賃
(
だちん
)
饀
(
あん
)
克巳
(
かつみ
)
隅
(
すみ
)
農揚
(
のうあ
)
蹴
(
け
)
剃刀
(
かみそり
)
蘭
(
らん
)
叩
(
たた
)
茄子
(
なす
)
唾
(
つば
)
土堤
(
どて
)
縁台
(
えんだい
)
絹
(
きぬ
)
箸
(
はし
)
小平
(
こへい
)
疣
(
いぼ
)
山家
(
やまが
)
独楽
(
こま
)
殻
(
から
)
槌
(
つち
)
棄
(
す
)
掴
(
つか
)
拇指
(
おやゆび
)