“小平”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こへい70.0%
こだいら30.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはふたりの村の、かじ屋の三男の小平こへいさんでした。小平さんは、そのまえの年の春ごろ、学校を卒業しました。
いぼ (新字新仮名) / 新美南吉(著)
「ナーニあっしは善人で、綽名あだなは仏、名は小平こへい。虫けら一匹殺しゃあしません。もっとも住居は巴小路で」
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
浅井の北郡きたのごおりは山深い。彼は日が出る方へ出る方へと自然に歩いた。小平こだいらという辺で一人の尼に会った。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
唐詩にある「卻望并州是故郷」の感じで見返ったことを覚えている、それから今の高円寺荻窪辺、所謂いわゆる杉並村あたりから、北多摩の小平こだいら村附近へ来ると、靴ずれがし出して来たので