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小平
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こへい
ふりがな文庫
“
小平
(
こへい
)” の例文
それはふたりの村の、かじ屋の三男の
小平
(
こへい
)
さんでした。小平さんは、そのまえの年の春ごろ、学校を卒業しました。
いぼ
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
「ナーニあっしは善人で、
綽名
(
あだな
)
は仏、名は
小平
(
こへい
)
。虫けら一匹殺しゃあしません。もっとも住居は巴小路で」
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
小仏
(
こぼとけ
)
小平
(
こへい
)
がすんで、ようやく杉戸を下しましたが、それからが、息を次ぐ暇もないほどの早業なんです。
人魚謎お岩殺し
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
其の話はお岩の
産
(
さん
)
の手伝に雇入れた
小平
(
こへい
)
と云う
小厮
(
こもの
)
が民谷家の家伝のソウセイキと云う薬を
窃
(
ぬす
)
んで逃げたことであった。其の時
屏風
(
びょうぶ
)
の中から手が鳴った。宅悦は腰をあげた。
南北の東海道四谷怪談
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
仁「どうしたんだい
小平
(
こへい
)
兄貴、やア何うしたんだ」
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
それは二人の村の、
鍛冶屋
(
かぢや
)
の三男の
小平
(
こへい
)
さんでした。小平さんはその前の年の春頃、学校を卒業しました。
疣
(新字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
と、戸板を蹴ると、今度は裏に返り、藻をばらりと被った
小仏
(
こぼとけ
)
小平
(
こへい
)
が、「お
主
(
しゅう
)
の難病、薬下され」と、片手を差し出すかと思いのほか、それも
背後
(
うしろ
)
を向いているのだった。
人魚謎お岩殺し
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
其の時菊五郎はお
岩
(
いわ
)
と
田宮
(
たみや
)
の
若党
(
わかとう
)
小平
(
こへい
)
、及び
塩谷
(
えんや
)
浪人
佐藤与茂七
(
さとうよもしち
)
の三役を勤めたが、お岩と小平の幽霊は陰惨を極めたもので、当時の人気に投じて七月の中旬から九月まで上演を続けた。
幽霊の衣裳
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
平
常用漢字
小3
部首:⼲
5画
“小”で始まる語句
小
小児
小径
小鳥
小僧
小言
小路
小遣
小刀
小父