“塩谷”のいろいろな読み方と例文
旧字:鹽谷
読み方割合
えんや50.0%
しおや25.0%
しおのや12.5%
しおのやの12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そもそも兼好けんこうほどの剛の者がついておりながら、高武蔵守師直こうのむさしのかみもろなお塩谷えんやの妻でしくじったのも、短気から——すべて色事には短気がいちばんの損気。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
土肥次郎実平は七千余騎と共に一の谷近くの塩谷しおやに控えていた。熊谷たちは夜の闇にまぎれて、悟られぬようにここを通り抜け、一の谷の西の木戸口に着いた。
境内また大概おおよそ旧に依りて存せらるゝを以て、塩谷しおのや宕陰とういん二十勝記のおもかげの残れるかたも少からず。
水の東京 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
塩谷しおのやの五郎惟広これひろ勅使河原てしがわらの五三郎有直ありなおの二人である。塩谷が