“佐藤与茂七”の読み方と例文
読み方割合
さとうよもしち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それ、おめえさんもご存知の通り、おそで許婚いいなずけ佐藤与茂七さとうよもしち其奴そいつを私が叩っ切り、かたきの目付かる其うち中、俺等おいらの所へ来るがいいと、斯う云ってお袖を連れて来たんでしょう。
隠亡堀 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
其の時菊五郎はおいわ田宮たみや若党わかとう小平こへい、及び塩谷えんや浪人佐藤与茂七さとうよもしちの三役を勤めたが、お岩と小平の幽霊は陰惨を極めたもので、当時の人気に投じて七月の中旬から九月まで上演を続けた。
幽霊の衣裳 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)