“佐藤信淵”の読み方と例文
読み方割合
さとうのぶひろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最近に自分は佐藤信淵さとうのぶひろの著書を手に入れて、あのすぐれた農学者が平田大人うしと同郷の人であることを知り、また、いかに大人うしの深い感化を受けた人であるかをも知った。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そこには本居もとおり派や平田派の古学に関したいろいろな本が置いてある。あの平田篤胤あつたねと同郷で、その影響を受けたとも言われる佐藤信淵さとうのぶひろが勧農に関する著述なぞも置いてある。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
前の高橋作左衛門、土生玄磧はぶげんせき、後の渡辺崋山わたなべかざん、高野長英、皆そういう人たちである。農園と経済学との知識をもつ洋学者で、同時に本居平田の学説を深く体得した秋田の佐藤信淵さとうのぶひろのごとき人すらある。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)