“信淵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんえん33.3%
しんゑん33.3%
のぶひろ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飯の種に新しいことを饒舌しゃべり廻るだけで、たとえば大塩平八郎みたように、イザといえば、身を投げ出してかかる代物しろものではなく、佐藤信淵しんえんのように、経済論から割り出そうという代物でもない。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
この書から、宗教的農學者佐藤信淵しんゑんの「天柱記」、「鎔造化育論」並びに同著者の農業本位の、而も最も古いと云はれる連山易れんざんえきと天主教の耶蘇教理とから綜合した日本中心主義を發見した。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
もう一つは真の開国派で、ふるくは安藤昌益あんどうしょうえき、佐藤信淵のぶひろから、渡辺崋山かざん高野長英たかのちょうえいを経て、ペリー来航当時は佐久間象山さくまぞうざん、橋本左内などがその代表者であった。
黒船来航 (新字新仮名) / 服部之総(著)