“信頼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんらい66.7%
のぶより33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いちずな信頼しんらいをみせて今日新らしい門をくぐってきた十人の一年生の顔が、一本松の下に集まったことのある十二人の子どもの姿にかわった。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
夫人にとってのヘルンは、最も信頼しんらいする良人であったと共に、一面ではまた『大きな駄々だだ坊や』でもあった。
まず、信頼のぶよりが分不相応な高い位をのぞむその増長心をあおりたてて、義朝よしともをその味方につけさせた。あの義朝こそ憎い敵なのだ。
(月雲にかくる)あゝ信頼のぶよりの怨霊よ。成親なりちかの怨霊よ。わしにつけ。わしにつけ。地獄じごくに住む悪鬼あっきよ。陰府よみに住む羅刹らせつよ。湿地しっちに住むありとあらゆる妖魔ようまよ。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)