“陰府”の読み方と例文
読み方割合
よみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「かくの如く人もね臥してまた起きず、天の尽くるまで目覚めず睡眠ねむりを醒まさざるなり」とは、死後陰府よみにおける生活を描いたもので
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
その結果我々ははげしき痙攣けいれん苦痛なくして救われたが、イエスの身は呪いとなって、一たび陰府よみの底深く沈み給うたのです。
西北の強風は三日の間小休こやすみもなく吹き、昼さえ陽の目を見せぬ陰府よみのような陰闇いんあんたる海をただよわしたすえ、四日午後になって、やっとのことで勢をおさめた。
藤九郎の島 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)