“信用”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんよう84.8%
あて6.1%
うけ6.1%
しんよ3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ロセツの申出はついにおこなわれざりしかども、彼が日本人に信ぜられたるその信用しんようを利用して利をはかるに抜目ぬけめなかりしはおよそこのたぐいなり。
『だってさ、今夜の仕事はおれの目論んだ事じゃあないからなあ。おれが自分で目論んだ事でなきゃ半分しか信用あてにしないんだ』
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
然も設計予算つもりがきまではやし出して我眼に入れしも四五日前なり、手腕うでは彼とて鈍きにあらず、人の信用うけは遥に十兵衞に超たり。
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
雪の晩げに道を歩くと雪ジョロがでるすけオッカネぞとおらとこのオトトもオカカもオラたちに云うてオッカナがらすろも、オラそんげのこと信用しんよしねわい。
諦めている子供たち (新字新仮名) / 坂口安吾(著)