“しんゑん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
深怨40.0%
深淵20.0%
深遠20.0%
信淵10.0%
神苑10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これが非常に惡かつた——と言ふのは、障子の外で、深怨しんゑんの眼を光らせて居た峠宗壽軒、娘の聲にハツと驚いたところへ、續いて笹野新三郎の名乘りです。
畏をなすか、深淵しんゑん
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
しかうして老子らうし深遠しんゑんなり。
この書から、宗教的農學者佐藤信淵しんゑんの「天柱記」、「鎔造化育論」並びに同著者の農業本位の、而も最も古いと云はれる連山易れんざんえきと天主教の耶蘇教理とから綜合した日本中心主義を發見した。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
もう二月ふたつきもすればあかく染まりさうなかへでの樹や、春になれば見事な花を持ちさうな椿つばきの木や、そんなものが、河原のやうに小石を敷いた神苑しんゑんともいふべき場所に、行儀よく植ゑてあつた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)