“深淵（しんゑん）” の例文

わが心の深淵（しんゑん）に突き落されし処女（ヴアジン）の銀（ぎん）の咽（むせ）びをきく。

東京景物詩及其他 (新字旧仮名) ／ 北原白秋(著)

畏をなすか、深淵（しんゑん）に

海潮音 (旧字旧仮名) ／ 上田敏(著)

“深淵”の意味

《名詞》
深 淵（しんえん）

深い淵。（比喩的に用いる。）

物事の奥深いところ。
(出典:Wiktionary)

“深淵”の解説

深淵（しんえん）とは、深い淵や水の深く淀んだ場所を指す語。英語の“abyss”に対応する。
新共同訳聖書では創世記に登場する単語テホム（:en:Tehom）の訳語として用いられている。
フレッド・ゲティングズ著『悪魔の辞典』によると、悪魔学においては「進化の終着点」を意味し、すなわち人間の行き着く最後の未来を意味する。これから連想が進み、ヨハネの黙示録のアバドンといったイメージになった。カバラの学者は深淵をマサク・マヴディルと表現し、落伍者の行き着く場所と解釈している。
(出典:Wikipedia)

深	常用漢字 小３ 部首:⽔ 11画
淵	漢検準1級 部首:⽔ 12画