“茂七”の読み方と例文
読み方割合
もしち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父の茂七もしちは彼女が十二のとき死んだが、口の重い、かんの強い性質で、あいそというものがまったく無いため、よく知っている者のほかは余り客も来なかった。
柳橋物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
そのお米が、あまり立派でない——実用一点張りの殺風景な二階で、一刀の下に刺し殺されていたのを、お米の遠縁で、二三年前から居候している茂七もしちという三十男が見付けたのです。