“茂庭周防”の読み方と例文
読み方割合
もにわすおう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幕府の老中から通知があって、伊達陸奥守だてむつのかみの一族伊達兵部少輔ひょうぶしょうゆう、同じく宿老しゅくろうの大条兵庫、茂庭周防もにわすおう、片倉小十郎、原田甲斐かい
それはかつて茂庭周防もにわすおうと密会した小座敷で、男はまだ覆面のまま、酒を飲んでいた。甲斐はおくみに眼くばせをしながら坐り、おくみは出ていった。
おと年(寛文五年)の夏、塩沢丹三郎が毒死し、去年の正月には茂庭周防もにわすおうに死なれた。周防が寝ついていた百余日、病床をみまったのは、僅かに三度だった。