“葦雀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よしきり50.0%
ウイジヤア50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
葦雀よしきりが鳴きます。町家や工場の眺めに遠ざかるほど沼は広くなって来ます。水鳥のかいつむりがみよしの方に、暢達な水の世界からのご機嫌伺いのように潜っては水面に小さな黒い頭をもたげます。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
支那の名では「葦雀ウイジヤア」であると劉氏から教へられた良人は、両国の名が自然に一致して葦に縁のあるのを喜んだ。