さい)” の例文
……さいわいなのは子供と離されていることだ、甲之助と乳母とは廊下をかぎなりに曲って、五つばかり向うの部屋にいる、良人の好みで召使たちもずっと離れていた。
めおと蝶 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)