“突堤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うろこ25.0%
とってい25.0%
ジコテ25.0%
ジュッテエ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夕焼には、夕焼にはの、白鷺がべにつける。白鷺が潟のそこりに足なづむ。簑毛風にそよいで。ハレヤ、霞の雲仙、島原は追風おひての一と潮、風さきの向う突堤うろこ三潴みづまばの、のうもし。
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「ですけれど、司令、怪潜水艦は、もう間もなく、海底突堤とっていの傍に達しますよ」
二、〇〇〇年戦争 (新字新仮名) / 海野十三(著)
アルベエル・エドゥアールの突堤ジコテに続く棕櫚散歩道パルム・ビーチをおもむろに眺めるところ、行くさ来るさの市井雑爼は今日もまた寝巻的散歩服ジュップ・ピジャマの令嬢にあらざれば袖無寛衣ブルウズ・サン・マンシュ夫人おくさん
瞬間、突堤ジュッテエの腹を白く浮きあげ、よろめくように水平線の向うへ這いずってゆく。
墓地展望亭 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)