“追風”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おいて35.7%
おひて21.4%
おいかぜ14.3%
おひかぜ14.3%
おって7.1%
つゐふう7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それと同時に、機は追風おいての方向にさっと身をひるがえすと、猛烈な勢いで急上昇をはじめたと見え、体の中心がぐんぐん下へ引ずりおろされて行くような気がした。
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
夕焼には、夕焼にはの、白鷺がべにつける。白鷺が潟のそこりに足なづむ。簑毛風にそよいで。ハレヤ、霞の雲仙、島原は追風おひての一と潮、風さきの向う突堤うろこ三潴みづまばの、のうもし。
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
兼「なに今時分は北風が吹くと船頭に聞いておりますからじきかれます、そして追風おいかぜうございます、高輪たかなわから乗ると造作はございません、入らっしゃいましよ/\」
紫のわが世の恋のあさぼらけ諸手もろでのかをり追風おひかぜながき
みだれ髪 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
それが追風おってにしゅっしゅっとはしった。
まざあ・ぐうす (新字新仮名) / 作者不詳(著)
さふらんは追風つゐふうにしてにほひなじみぬ。