追風おいかぜ)” の例文
兼「なに今時分は北風が吹くと船頭に聞いておりますからじきかれます、そして追風おいかぜうございます、高輪たかなわから乗ると造作はございません、入らっしゃいましよ/\」
船頭が、その一つの結び目をとくと、追風おいかぜが吹き、二番めの結び目をとくと、強い風が吹き、三番め、四番めと、といていくと、あらしになって、森の木々もたおれてしまうんですね。