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『追っかけて来る飛行機』
ふりがな文庫
『
追っかけて来る飛行機
(
おっかけてくるひこうき
)
』
昭和六年の夏の夜のことであった。大連で夜間飛行の練習をやっていると、計器盤のある処に点いているライトの光で、その黒塗の計器盤に、己の乗っている飛行機の後から、今一台の飛行機がやはり同じ方向に向って飛んで来るのが映った。 そんなことはない、錯 …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
己
(
じぶん
)
後
(
うしろ
)
大連
(
たいれん
)
真紅
(
しんく
)
更
(
さら
)
映
(
うつ
)
黒塗
(
くろぬり
)
鬼魅
(
きみ
)
蔚山
(
うるさん
)
腕利
(
うでき
)
空賊
(
くうぞく
)
発
(
た
)
点
(
つ
)
某時
(
あるとき
)
判然
(
はっきり
)
描
(
か
)
幾
(
いく
)
幸
(
さいわい
)
夜
(
よ
)
壮
(
わか
)
勿論
(
もちろん
)