“蔚山”の読み方と例文
読み方割合
うるさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日露戦争に、蔚山うるさんの沖でロシヤ艦隊をやっつけたわが上村巡洋艦隊は強かった。しかし蔚山海戦は、巡洋艦と巡洋艦との戦いだったのだ。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
と云っていたが、まもなくこの飛行士は蔚山うるさん福岡間の海峡飛行の時にじぶんの空想が事実となって現れたのに驚いた。
追っかけて来る飛行機 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
黒塗り真円まんまるな大円卓を、ぐるりと輪形に陣取って、清正公には極内ごくないだけれども、これを蛇の目の陣ととなえ、すきを取って平らげること、焼山越やけやまごえ蠎蛇うわばみの比にあらず、朝鮮蔚山うるさんの敵軍へ
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)