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『無宿人国記』
ふりがな文庫
『
無宿人国記
(
むしゅくじんこくき
)
』
「蒲団は——お炬燵は——入れたかえ」 船宿のお内儀さんだ。暗い河岸に立って、いつもの、美い声を、張りあげている。 息が、白く、冬の夜の闇に見えた。 寒々と更けた大川の中で、 「おう」 と、船頭の答えをきくと、かの女は、河岸づたいに、五明楼の …
著者
吉川英治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「中央公論 夏季増刊号」1932(昭和7)年
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1時間4分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間46分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
方
(
て
)
大
(
で
)
直
(
じか
)
飲
(
あ
)
墜
(
は
)
交
(
ちが
)
花街
(
まち
)
此方
(
このほう
)
美味
(
うめ
)
提灯
(
あかり
)
戯
(
たわ
)
誘拐
(
かどわ
)
越
(
えつ
)
髪
(
あたま
)
縁
(
べり
)
昂
(
たかぶ
)
斬
(
か
)
灯
(
とも
)
絶
(
き
)
機
(
おり
)
栄
(
ば
)
雷光
(
いなびか
)
刀
(
がたな
)
腕利
(
てき
)
厳
(
いかめ
)
衣
(
ぎぬ
)
彼女
(
あいつ
)
廓
(
なか
)
埋
(
い
)
男
(
お
)
焔
(
ほむら
)
交
(
か
)
飲
(
い
)
伏
(
ぶ
)
信
(
のぶ
)
俯
(
う
)
桟橋
(
ふなばし
)
柄
(
つか
)
雷
(
いかずち
)
刺客
(
せっかく
)
閉
(
た
)
拱
(
く
)
押
(
おし
)
抱
(
かか
)
呉
(
ご
)
態
(
ざま
)
詰
(
つ
)
語
(
ごと
)
弾
(
はず
)
報
(
し
)
外
(
はず
)
退
(
ど
)
恟々
(
おどおど
)
病
(
や
)
男女
(
ふたり
)
生首
(
くび
)
直江
(
なおえ
)
省
(
かえり
)
狙
(
つ
)
真
(
まこと
)
炬燵
(
こた
)
確
(
しか
)
温
(
あたた
)
涎
(
よだ
)
泛
(
う
)
縒
(
より
)
美
(
い
)
翔
(
かけ
)
肋骨
(
あばら
)
明日
(
あした
)
斬
(
や
)
斜
(
はす
)
舳
(
みよし
)
舷
(
ふなべり
)
揮
(
ふ
)
掌
(
て
)
蝉
(
ぜみ
)
打
(
う
)
衝
(
う
)
慥
(
たしか
)
親戚
(
みより
)
言伝
(
ことづ
)
訊
(
たず
)
恐
(
こわ
)
思
(
おぼ
)
快
(
よ
)
彼奴
(
きゃつ
)
弾
(
はじ
)
廓
(
さと
)
幇間
(
たいこもち
)
帰
(
けえ
)
尿
(
しし
)
尠
(
すく
)
踉々
(
ろうろう
)
射
(
い
)
蹌々
(
そうそう
)
宿酔
(
しゅくすい
)
転
(
まろ
)
過
(
あやま
)
付人
(
つきびと
)