“踉々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よろよろ33.3%
ろうろう33.3%
しどろ16.7%
よろ/\16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あっちへ蹌々(ひょろひょろ)、こっちへ踉々(よろよろ)、狐の憑(つ)いたように、俺の近所を、葛西(かさい)街道にして、肥料桶(こえたご)の臭(におい)をさせるのはどこの奴だ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
総身(そうしん)の活気が一度にストライキを起したように元気がにわかに滅入(めい)ってしまいまして、ただ蹌々(そうそう)として踉々(ろうろう)という形(かた)ちで吾妻橋(あずまばし)へきかかったのです。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
思ひ出憂(うき)が積(つも)りて若(もし)や又煩(わづら)ひもせば何とせん思へば貧(まづ)しく生(うま)れ來て何にも知ぬ我が子に迄倦(あか)ぬ別れをさするかやと男(をとこ)涙(なみだ)に足元(あしもと)も踉々(しどろ)蹌々(もどろ)に定め兼(かね)子故に迷ふ闇(やみ)の夜に麹町を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
立出九郎兵衞は殊の外の酒機嫌(さけきげん)にて踉々(よろ/\)蹌々(ひよろ/\)とし乍ら下伊呂村(しもいろむら)の外(はづ)れへ來掛(きかゝ)りし頃は早(はや)亥刻(よつ)に近くて宵闇(よひやみ)なれば足元も暗(くら)くお里は大いに草臥(くたびれ)しと河原の石に腰(こし)を掛るに九郎兵衞惣内も同く石に腰(こし)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)