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踉々
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ろうろう
ふりがな文庫
“
踉々
(
ろうろう
)” の例文
総身
(
そうしん
)
の活気が一度にストライキを起したように元気がにわかに
滅入
(
めい
)
ってしまいまして、ただ
蹌々
(
そうそう
)
として
踉々
(
ろうろう
)
という
形
(
かた
)
ちで
吾妻橋
(
あずまばし
)
へきかかったのです。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
小脇差で、たった一打ちに、お八重の首を、ぶらんと、斬って伏せた一角は、どっどと、
雷
(
いかずち
)
にあわせて鳴る大谷川の
激潭
(
げきたん
)
のふちを、
蹌々
(
そうそう
)
と——
踉々
(
ろうろう
)
と——刃の血を、雨に、洗わせながら歩いて行く。
無宿人国記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
踉
漢検1級
部首:⾜
14画
々
3画
“踉々”で始まる語句
踉々蹌々