“帯紐”のいろいろな読み方と例文
旧字:帶紐
読み方割合
おびひも93.3%
たいちゅう6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「先生、ここなら夜ッぴて飲み明かしたっていいんですから、どうぞ今夜は帯紐おびひも解いたおつもりで召上がっておくんなさい」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
全身のネヂが、他愛なくゆるんで、之はをかしな言ひかたであるが、帯紐おびひもといて笑ふといつたやうな感じである。
富嶽百景 (新字旧仮名) / 太宰治(著)
しかしてその木綿布の一ヵ年の輸出高に至りてはこれを帯紐たいちゅうとしてもって赤道をまとうこと十一回。もってこれを一直線に張るときには地球より月界に達するに余りあるべしと。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
無極の平和の帯紐たいちゅうをもって一致せしむることを信ずるなり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)