トップ
>
帯揚
ふりがな文庫
“帯揚”の読み方と例文
旧字:
帶揚
読み方
割合
おびあげ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おびあげ
(逆引き)
君江は羽織をきたまま坐ったなりで、
帯揚
(
おびあげ
)
と
帯留
(
おびどめ
)
とをとり、懐中物を一ツ一ツ畳の上に抜き出しながら、矢田の顔を見てにっこりした。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
帯揚
(
おびあげ
)
を結びて帯をしめたる後、帯の結めの下に通して引廻し、前にて帯の幅の中ばに留む、これも紐にて結ぶあり、パチンにて
留
(
と
)
むるあり。
当世女装一斑
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
トム公は
振
(
ふ
)
り
顧
(
かえ
)
って、ぎょっとしたように外の闇を見つめた。からたちのいばらを
透
(
す
)
かして華やかな
友禅
(
ゆうぜん
)
ちりめんと
緋鹿
(
ひが
)
の
子
(
こ
)
の
帯揚
(
おびあげ
)
が見えた。
かんかん虫は唄う
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
帯揚(おびあげ)の例文をもっと
(14作品)
見る
帯
常用漢字
小4
部首:⼱
10画
揚
常用漢字
中学
部首:⼿
12画
“帯”で始まる語句
帯
帯刀
帯紐
帯留
帯際
帯上
帯剣
帯革
帯地
帯来
“帯揚”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
吉川英治
樋口一葉
有島武郎
泉鏡花
島崎藤村
永井荷風