“たいちゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
袋中42.9%
帯紐14.3%
台中14.3%
大中14.3%
胎中14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
袋中たいちゅうの『琉球神道記』によれば、いわゆる琉球固有の文字の発明された所も浦添である。また「琉球文にて記せる最後の金石文」の立っているようどれも此処ここにある。
浦添考 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
しかしてその木綿布の一ヵ年の輸出高に至りてはこれを帯紐たいちゅうとしてもって赤道をまとうこと十一回。もってこれを一直線に張るときには地球より月界に達するに余りあるべしと。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
無極の平和の帯紐たいちゅうをもって一致せしむることを信ずるなり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
基隆きいるんですか、台中たいちゅうですか」
港の妖婦 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
白居易の亡くなった宣宗せんそう大中たいちゅう元年に、玄機はまだ五歳の女児であったが、ひどく怜悧れいりで、白居易は勿論もちろん、それと名をひとしゅうしていた元微之げんびしの詩をも、多く暗記して
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
五月八日は金環蝕きんかんしょくで、お前の生れたのは九日の午前一時である。その前の晩、お前のお母さんが、金色の猫が胎中たいちゅうに入るという夢を見た。
親馬鹿入堂記 (新字新仮名) / 尾崎士郎(著)