“金環蝕”の読み方と例文
読み方割合
きんかんしょく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五月八日は金環蝕きんかんしょくで、お前の生れたのは九日の午前一時である。その前の晩、お前のお母さんが、金色の猫が胎中たいちゅうに入るという夢を見た。
親馬鹿入堂記 (新字新仮名) / 尾崎士郎(著)
窓をあけると黒くよどんだ月が空にうかんで、青葉の色がうすいもやの中にぼうっとひろがっている。それで、ああ今夜は金環蝕きんかんしょくだったということに気がついた。
親馬鹿入堂記 (新字新仮名) / 尾崎士郎(著)