“宣宗”の読み方と例文
読み方割合
せんそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みん宣宗せんそうの宣徳年間には、宮中で促織こおろぎあわせの遊戯を盛んにやったので、毎年民間から献上さしたが、この促繊はもとは西の方の国にはいないものであった。
促織 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
正統帝せいとうてい御父おんちち宣宗せんそう皇帝は漢王高煦こうこうの反に会いたまいて、さいわいに之を降したまいたれども、叔父しゅくふために兵をうごかすに至りたるの境遇は、まことに建文帝に異なること無し。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
白居易の亡くなった宣宗せんそう大中たいちゅう元年に、玄機はまだ五歳の女児であったが、ひどく怜悧れいりで、白居易は勿論もちろん、それと名をひとしゅうしていた元微之げんびしの詩をも、多く暗記して
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)