“宣和”の読み方と例文
読み方割合
せんな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、梁山泊にとって、記念すべきこの重陽ちょうようの会は、決して無意味ではなかった。それは宣和せんな二年九月九日のことで、明ければ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
美術天子の徽宗皇帝の政和宣和せんな頃、即ち西暦千百十年頃から二十何年頃までの間に出来た北定の方が貴いのである。
骨董 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
それから宣和せんな年間に至るまで年を重ぬること百五十、故宮はいよいよ荒れに荒れて、金鑾殿きんらんでんのうしろから奥へは白昼も立ち入る者がないようになった。立ち入ればとかくに怪異を見るのである。