“元微之”の読み方と例文
読み方割合
げんびし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
湖山は唐の白居易はくきょいがその友元微之げんびしから贈られた詩を屏風に書きつけたという風雅の故事にならい、江戸当時の詩人の中平生へいぜい師と尊び
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
白居易の亡くなった宣宗せんそう大中たいちゅう元年に、玄機はまだ五歳の女児であったが、ひどく怜悧れいりで、白居易は勿論もちろん、それと名をひとしゅうしていた元微之げんびしの詩をも、多く暗記して
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
あに今人ノ韻ヲヒ字ヲメテややモスレバ千百言ヲ成スノ比ナランヤ。韓昌黎かんしょうれいハ硬語横空。元微之げんびし玉磬ぎょっけいノ声声ニシテ徹シ金鈴ノ箇箇円ナルヲ以テ二ナガラつらネテコレヲ称ス。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)