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元氣
「うむ、なあに
俺れもそれから
去年の
秋は
火箸で
打つ
飛ばしてやつたな」
卯平は
斯ういつて
彼にしては
著るしく
元氣を
恢復して
居た。
勿論、
今の
境涯とて
决して
平和な
境涯ではないが、すでに
腹に
充分の
力があるので、
※る
日よりは
餘程元氣もよく、
赫々たる
熱光の
下
これを
二碗と
傾けた
鄰家の
辻井さんは
向う
顱卷膚脱ぎの
元氣に
成つて、「さあ、こい、もう
一度搖つて
見ろ。」と
胸を
叩いた。