“宣下”の読み方と例文
読み方割合
せんげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(恐らく、義経が内々の所望によって、宣下せんげせられたのであろう。義経が、この頼朝を疎略にいたす事、このたびばかりではない)
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
藤田東湖、藤森弘庵の二人は十一月徳川家定が将軍宣下せんげの式を行う時勅使の京都より下向げこうするを機とし、これより先に京師けいし縉紳公卿しんしんくぎょう遊説ゆうぜい攘夷じょういの勅旨を幕府に下さしめようとはかった。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
東宮宣下せんげの際の宣旨拝受の役を勤めた典侍ないしのすけがお湯をお使わせするのであった。
源氏物語:34 若菜(上) (新字新仮名) / 紫式部(著)