“典侍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ないしのすけ50.0%
てんじ33.3%
すけ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
典侍ないしのすけへお言いになった。典侍はきまり悪さも少し感じたが、恋しい人のためには濡衣ぬれぎぬでさえも着たがる者があるのであるから、弁解はしようとしなかった。
源氏物語:07 紅葉賀 (新字新仮名) / 紫式部(著)
さて宗良親王は後醍醐天皇第五皇子、為世の女遊義門院権大納言典侍てんじ、いわゆる贈従三位為子の腹で、後村上天皇よりは兄君である。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
上﨟女房——御匣殿みくしげどの尚侍ないしのかみ・二位三位の典侍すけ・禁色をゆるされた大臣の女・孫——の眉と、下位の何某の婦の眉と同じということはない。
眉の記 (新字新仮名) / 上村松園(著)