“源典侍”の読み方と例文
読み方割合
げんてんじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妙に似合わない扇だと思って、自身のに替えて源典侍げんてんじのを見ると、それは真赤まっかな地に、青で厚く森の色が塗られたものである。
源氏物語:07 紅葉賀 (新字新仮名) / 紫式部(著)
源典侍げんてんじの字であることを源氏は思い出したのである。どこまで若返りたいのであろうと醜く思った源氏は皮肉に
源氏物語:09 葵 (新字新仮名) / 紫式部(著)
源典侍げんてんじといわれていた人は尼になって女五の宮のお弟子でし分でお仕えしていると以前聞いたこともあるが、今まで生きていたとは思いがけないことであるとあきれてしまった。
源氏物語:20 朝顔 (新字新仮名) / 紫式部(著)