“宣命”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんみょう57.1%
センミヤウ28.6%
ノリト14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
更衣に三位さんみを贈られたのである。勅使がその宣命せんみょうを読んだ時ほど未亡人にとって悲しいことはなかった。三位は女御にょごに相当する位階である。
源氏物語:01 桐壺 (新字新仮名) / 紫式部(著)
一口に言へば、祝詞宣命センミヤウと併称せられる習慣の宣命の、まだ祝詞と分化せぬ形が、奈良朝よりも前ののりとであつたことになる。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
宮廷の大事なる受朝朝賀の初春の宣命ノリト奏寿ヨゴト——元日受朝の最大行事であつた事は後の令の規定にまで現れてゐる——の印象が、此を区別する習慣を作つて行つたものと思はれる。