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宣命
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せんみょう
ふりがな文庫
“
宣命
(
せんみょう
)” の例文
更衣に
三位
(
さんみ
)
を贈られたのである。勅使がその
宣命
(
せんみょう
)
を読んだ時ほど未亡人にとって悲しいことはなかった。三位は
女御
(
にょご
)
に相当する位階である。
源氏物語:01 桐壺
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
自国の言葉の使用は
宣命
(
せんみょう
)
や和歌に限られていた。ということは、それが新しい思想や制度に対して役立たぬものと認められていた証拠である。
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
そして二十日には、京で法皇の
宣命
(
せんみょう
)
で四の宮が
閑院殿
(
かんいんどの
)
で即位した。摂政には近衛がそのままなり、蔵人頭や蔵人などの任命があって、人々は退出した。
現代語訳 平家物語:08 第八巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
ところが漢字の使用に
馴
(
な
)
れてくると、『万葉集』や詔のうちの一体である
宣命
(
せんみょう
)
やなどに見られるように、早くも漢字を一種の表音記号に用いて、日本語をかなり精密に記載しうるようになってきた。
中世の文学伝統
(新字新仮名)
/
風巻景次郎
(著)
“宣命”の意味
《名詞》
天皇からの勅命を和文で記した文書。
(出典:Wiktionary)
“宣命”の解説
宣命(せんみょう)とは、天皇の命令を漢字だけの和文体で記した文書であり、漢文体の詔勅に対していう。この文体を宣命体(-たい)、その表記法を宣命書(-がき)、また宣命を読み上げる使者を宣命使(-し)、宣命を記す紙を宣命紙(-し)という。宣命体は、漢字仮名交じり文の源泉となった文体で、かなの発達史上、大変重要な文書である。
(出典:Wikipedia)
宣
常用漢字
小6
部首:⼧
9画
命
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
“宣”で始まる語句
宣
宣旨
宣告
宣教師
宣言
宣下
宣和
宣伝
宣城
宣宗