“せんそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
戦争67.4%
船艙17.4%
宣宗3.5%
戰爭2.3%
船倉2.3%
帝国主義戦争1.2%
占相1.2%
浅草1.2%
浅躁1.2%
銭曾1.2%
銭荘1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このどもたちには、戦争せんそうというかなしいめにあわせたくない。日本にっぽんが、一にちもはやく、平和へいわなあかるい文明国ぶんめいこくになってくれるとよい。
船艙せんそうの底にでもいるように、敷き詰めた敷物の上に胡坐あぐらを掻いて、今一人来客と、食味の話にふけっている先生の調子は、前よりも一層元気がよかった。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
正統帝せいとうてい御父おんちち宣宗せんそう皇帝は漢王高煦こうこうの反に会いたまいて、さいわいに之を降したまいたれども、叔父しゅくふために兵をうごかすに至りたるの境遇は、まことに建文帝に異なること無し。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
この發見はつけんはちょうど近代きんだいにおける鐵砲てつぽう發明はつめい同樣どうよう當時とうじ人間にんげん狩獵しゆりよう戰爭せんそう場合ばあひ、どれほど便利べんりで、またどれほど有效ゆうこうであつたかといふことは、いまから想像そう/″\されます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
船倉せんそうに積みこまれ死ににいった広島の港町
原爆詩集 (新字新仮名) / 峠三吉(著)
あなたは帝国主義戦争せんそうの何であるかを知らない
我等の春 (新字新仮名) / 今野大力(著)
やがて帝国主義戦争せんそうというその時は
我等の春 (新字新仮名) / 今野大力(著)
「まあまあ、急ぐな。……公事くじにも占相せんそうということがあずかって力をなす。……おれは、いま金座の人相を見ているところだ」
顎十郎捕物帳:07 紙凧 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
その頃肥前長崎に、平賀浅草せんそうという蘭学者があった。傴僂で片眼で醜かったが、しかし非常な博学で、多くの弟子を取り立てていた。
柳営秘録かつえ蔵 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
彼は余りに可燃質なり、彼は余りに殺急に、余りに刃近はしかし、切言すれば彼は浅躁せんそう軽慓けいひょう雑馭ざっぱくとのそしりを免るるあたわず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
銭曾せんそう読書敏求記どくしよびんきうき張璐ちやうろの千金方衍義の云ふ所の如きが是である。既にして乾隆中四庫全書提要の成つた時には、三十巻の善本は既に佚してゐた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
総て支那社会に起る暗殺、掠奪、ピス強盗ごうとうの行為は、ほとんど皆此等青紅幇の手にらざるものなく、近頃市上で時々起る銭荘せんそう荒しのピス強盗の如きも大部分は彼等の荒行こうこうである。