“船艙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんそう78.9%
ハッチ10.5%
ふなぐら5.3%
キャアル5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
船艙せんそうおおいにまで黒人植民兵を満載して仏領アフリカから急航しつつあった運送船が、アルジェリアの海岸近くでドイツの潜航艇にられている。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
で、荒海しけを食らって揺れが激しくなる。船艙ハッチの荷物が動いて片方へ寄る。こうなると傾斜は直らないところへ、益ます猛烈に浪をかぶる。
沈黙の水平線 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
船艙ふなぐらにつながれた趙一味の中でも宮崎運転士を襲った支那人たちは、船で趙に買収されたことがわかって、今は持場に働いていた。
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
このかたきはきっとせがれに討たしてくれよ、と一言いい して、船艙キャアルの口から飛び込んで船底に頭を打ちつけてごねやした。