“ハッチ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:はっち
語句割合
艙口53.8%
船艙15.4%
口蓋7.7%
艙蓋7.7%
昇降口7.7%
艙門7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこでコンナ処に居ては険呑だと気が付いたから、出来るだけ深く水の底を潜って、慶北丸の左舷の艙口から機関室に潜り込んだ。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
何という簡潔な「恋の過程」! 何て出鱈目な壮観! そこここの救命艇のかげ、船艙の横が彼らにとって船上の即席らんでゔうだ。そして、星くず・インクの海・町の・夜風。
「ねえ、青木さん。早く話をしてよ。いま、ぼくに口蓋をあけさせて、青木さんは、いったい、なにを見たの?」
豆潜水艇の行方 (新字新仮名) / 海野十三(著)
今しめたばかりの口蓋が、外からしきりにたたかれるのでした。春夫少年は、青木学士の顔を見上げて
豆潜水艇の行方 (新字新仮名) / 海野十三(著)
いっこうに艙蓋の音を聴かなかったにもかかわらず、いつのまに鍵が下ろされたものか、そのは、押せども引けども開かないのである。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
艇長の屍体を発見したのが、ちょうど夜半の二時でしたが、それから四人は、艙蓋の下で眠るともなく横になっておりました。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
甲板は嵐のためにひどくあらされて、船内へ下る昇降口のふたなども、どこかへふっ飛んでしまっていて、穴蔵のような口がポッカリ開いているのです。
新宝島 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ある者は、艙門の上に坐り、怨めしそうに、ぼんやり眺めて、恐怖を恐怖で消そうとしている。