“のぼりぐち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
上口33.3%
昇降口33.3%
登口33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうどこの上口のぼりぐちの辺に美濃みの蓮大寺れんだいじの本堂の床下ゆかしたまで吹抜ふきぬけの風穴かざあながあるということを年経としたってから聞きましたが、なかなかそこどころの沙汰さたではない、一生懸命いっしょうけんめい景色けしき奇跡きせきもあるものかい
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
幸作に伴われて、三吉は二階の昇降口のぼりぐちの人の居ないところへも行った。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
何時いつの間に登って来たのか、白ズボンをよれよれにし、紺の開襟かいきんシャツの胸をはだけた勇が三尺の登口のぼりぐちに不機嫌に突立つったって居た。
刺青 (新字新仮名) / 富田常雄(著)