“奇跡”の読み方と例文
読み方割合
きせき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みんなはいろいろまよったすえ、けっきょく、かみさまの奇跡きせきのあらわれた人を法王にえらぼうということに、意見いけんがまとまりました。
「かんたんなことなんだ。きみだって説明せつめいをきけば、なーんだ、と思うよ。奇跡きせきがおこったのでも、なんでもないさ」
今更のように回顧かいこして、すべてが奇跡きせきのように考えられた。松千代が生きていた——これは自分の生きている以上の思いだった。奇跡以上の奇跡であった。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)