“登口”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のぼりくち50.0%
のぼりぐち50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
登口のぼりくち鳥居とりい立ち、二三十本の杉の古木あり。そのかたわらにはまた一つのがらんとしたる堂あり。堂の前には山神の字を刻みたる石塔を立つ。昔より山の神出づと言い伝うるところなり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
何時いつの間に登って来たのか、白ズボンをよれよれにし、紺の開襟かいきんシャツの胸をはだけた勇が三尺の登口のぼりぐちに不機嫌に突立つったって居た。
刺青 (新字新仮名) / 富田常雄(著)