“艙口”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ハッチ80.0%
ハツチ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
息も出来ないような風圧に慌てた中野は、つい二三歩ばかり離れた艙口ハッチに、やっとのことで飛つくと、無我夢中で船内にころげこんだ。
地図にない島 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
そこでコンナ処に居ては険呑けんのんだと気が付いたから、出来るだけ深く水の底を潜って、慶北丸の左舷の艙口ハッチから機関室に潜り込んだ。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
何にも事情を知らない私たちは、艙口ハツチを上りながら、互に「どうしたのだらう」と云ひ交はしました。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
埠頭には大きたクレインが三臺も四臺も運び出され、大勢のベレ帽をかぶつた人足どもが、毎日朝早くから日の暮まで、艙口ハツチの底から荷物を吊し揚げて倉庫の中へ運んでゐた。
大戦脱出記 (旧字旧仮名) / 野上豊一郎(著)