袋中たいちゅう)” の例文
かつて『大和物語やまとものがたり』の蘆刈話あしかりばなしの元の形かと考えてみた、近江おうみ由良ゆらさと竈神かまどがみ由来譚ゆらいだんなども、袋中たいちゅうの大徳は是を事新ことあたらしく書き伝えたけれども
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
袋中たいちゅうの『琉球神道記』によれば、いわゆる琉球固有の文字の発明された所も浦添である。また「琉球文にて記せる最後の金石文」の立っているようどれも此処ここにある。
浦添考 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
それから慶長年間の琉球征伐の頃に琉球を見舞った日本僧袋中たいちゅうが『琉球神道記』にもほぼこれと同様なことが書いてあるとのことであるが、その時から百年も経つと
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)