“棟上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むねあ78.6%
むねあげ14.3%
むなあ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでも飛騨ひだ白川しらかわのような辺鄙へんぴな土地では、たった一人の大工だいくがきて棟上むねあげまですむと、あとは村の人にまかせてかえったそうである。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
今もなお陸中では漆器を用いる習慣が非常に固く残っている。それに都会とは違って田舎では婚礼の時、葬式の時、棟上むねあげの時等、村中の人が寄り合って、大勢で食事をとる習慣がある。
陸中雑記 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
付近の山の中に適当な普請木ふしんぎを求めることから、舞台の棟上むなあげ、投げもちの世話まで、多くは金兵衛の骨折りでできた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)