“棟上式”の読み方と例文
読み方割合
むねあげしき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先々代の家が隆盛の頂にあつた時裏の欅山けやきやまを坊主にして普請ふしんしたこの家の棟上式むねあげしきの賑ひは近所の老人達の話柄になつて今も猶ほ傳へられてゐる。
崖の下 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
熊本県の北部で棟上式むねあげしきの日に投げる餅だけをヒトギ、是などはすでにただの餅をそう謂っているのである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)