“男竹”の読み方と例文
読み方割合
おだけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不思議なことに、われわれ子供時分の恵比寿さまは、木の枝を持って釣りをしていたが、いつごろからか男竹おだけの釣り竿を持つようになった。
江戸前の釣り (新字新仮名) / 三遊亭金馬(著)
馬がつまずいたので落馬なされ、男竹おだけでお目を突いてお痛みははげしかった。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ここを訪ねたのは村の多くの男たちや女たちが作る竹細工を見るためであった。竹といっても寒い北国には太い男竹おだけは茂らない。山から切ってくるのは径四、五分もあろうか、細い篠竹しのだけである。
陸中雑記 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)