“雅味”の読み方と例文
読み方割合
がみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いっこうに風流雅味がみのこころを動かされるふうもなく、きょうも先刻から、とうのむかしに抱きこんである老婆さよを呼び入れて
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
雅味がみのある絵を上手に墨で描いて、からだを横たえながら、次の筆のろしようを考えたりしている可憐かれんさが御心みこころんで、しばしばこちらへおいでになるようになり
源氏物語:17 絵合 (新字新仮名) / 紫式部(著)
その場所は恐らく風流心のないチベット国人がこしらえた場所としては実に雅味がみのある所で、私は三大寺共に見ましたが、この法林道場ほど風雅な景色に富んで居る所はない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)