“雅人”の読み方と例文
読み方割合
がじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高低のある広い地は一面に雑草を以て蔽(おお)われていて、春は摘草(つみくさ)に児女(じじょ)の自由に遊ぶに適し、秋は雅人(がじん)の擅(ほしいまま)に散歩するに任(まか)す。
文墨(ぶんぼく)の雅人(がじん)も多しときゝしが、旅中(りよちゆう)年(とし)の凶(きやう)するに遭(あひ)、皈家(きか)を急(いそぎ)しゆゑ剌しを入れざりしは今に遺憾(ゐかん)とす。
けれど、その水にも、詩を詠(よ)む人を乗せた一艘の舟もないし、杖をひいて逍遥する雅人(がじん)の影もなかった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)